こんにちは、高旭です。
10月6日、日曜日に2024年度のさんやほうの稲の収穫がありました。
雨の予報は外れ、関市の最高気温は30度を記録する10月とは思えない陽気。
旭小学校の子どもたちも合流し、総勢約30名が稲刈りのために集まりました。
収穫前に田んぼを見回すと、飛蝗(バッタ)や蛙を狙い、トンビや燕が飛んでいる様子が確認できます。
周りの田んぼではこのような様子は見られなかったため、さすが無農薬の田んぼだなと感心しながら
稲刈りの準備を始めました。
土屋さんから、ザクッザクッと稲の根本から鎌を引くようにと稲刈りの説明を受けました。
また今回は子どもたちや稲刈り初体験の方を優先して作業を進ようと。
今でこそ技術が発達し、機械での収穫が当たり前となっていますが、今日は昔ながらの手作業で収穫の
喜びを感じながら作業を進めました。
稲の損傷が少なくできることも手刈りのメリットで、これも、さんやほうのこだわりのひとつです。
作業がひと段落し、今年の稲についての総括がありました。
・今年は稲が頭を垂れていない、真っすぐ上を向いてしまっている。
通常は穂が重みで下を向いたときに収穫するのだが、今年は実りが甘いかもしれない、と。
素人が考えるには、実りが甘いなら収穫を遅らせればいいのではないかと。
しかし、収穫を遅らせると以下のようなデメリットがあるようです。
・穂が自らの重さで倒れる倒伏という現象が起きる
・倒伏は収穫の作業効率を著しく低下させる。
・稲穂が土に接触すると、カビや病虫害のリスクが増加する。
・完熟を過ぎると、稲穂が割れてしまう。
時期を見計らい適切な時期に収穫するのは、とても難しいことだと知りました。
収穫が終わり機械で脱穀をするところまで進めて、2024年度の田んぼでの作業は終了となります。
今後は、美濃市にある小坂酒造さんで洗米体験があり、その後新酒が出来上がるのを待つことになります。
収穫量は昨年より少ないと予想されていますが、そのぶん貴重な地酒「さんやほう」となるでしょう。
本年度もこの完成を楽しみに、待ちたいと思います。
(高旭)