こんにちは、高旭です。
12月17日、寒さが厳しくなる中、美濃市にある小坂酒造にて洗米体験がありました。
本年度に収穫された美濃錦は1238kg、収穫量は少なめですが、一生懸命に手掛けた米はひと際輝いて見えます。
そもそも、洗米する意味とは?
それは米の糠を取る為です。糠には、お酒の雑味の原因となるアミノ酸を多く含みます。
これを丁寧に落とすことで、雑味の少ない高品質なお酒が出来るのが理由になります。
波多野杜氏から説明を受け、60秒、袋に入った米を揉むように洗っていきます。
中腰の姿勢で約10kg程度の袋に入った米を回していきます。
ただ、水を揉むだけではなく、米を洗うのが目的なのを忘れず丁寧な作業を心がけます。
洗った米袋は、水で濯ぎ「浸漬」という工程に移ります。
「浸漬」とは、米に水を吸わせる工程。
酒米は、食用米と比べ精米歩合が高いことが多く、吸水する時間も大きく変わります。
米の状態や、その日の気温で浸漬秒数も変わります、ここは杜氏の経験のもと、時間の管理を行います。
ストップウォッチの音と共に、素早く水から出して蒸し工程に向け準備を行います。
サポータークラブで体験させていただくのは、ここまで。
この後の行程は小坂酒造の波多野杜氏と蔵人の皆様に委ねます。
作業終了後は、温かい粕汁の提供がありました。
ほのかに香る、吟醸香が冷えた身体をぽかぽかと温めます。
本年度の「さんやほう」はどのような出来栄えになるのでしょうか?
新酒発表会の2月下旬を楽しみに、本年度の活動を締めたいと思います。
本年度も、樽綱本店では「さんやほう」を数量限定で発売予定です。
入荷が近づきましたら、Facebookで告知を致します。お楽しみに。