令和3年7月18日。
東海地方は梅雨が明けたとあって、夏空が広がる。
今日は「さんやほう」の田んぼの『生き物調査』の日だ。
今回の参加者は、「さんやほうサポータークラブ」の会員と「旭小ふれあいクラブ」の皆さん、総勢約80名。
いつも通り山下リーダーの挨拶から活動が始まる。
「さんやほう」の田んぼは農薬を使わない。だから、他の田んぼでは見られない珍しい生き物も見られるとあって、みんなワクワクしている。
成長した稲の上を網でなでるように、また根元の周りを網で掬う(すくう)ように、田んぼに棲息する生き物を探す。
30分ほど田んぼに入って活動した後、テントの下に集まって話を聞く。
どんな生物がいたかな?子どもたちの目は好奇心に満ち、キラキラと輝いている。
生き物を解説してくださったのは、岐阜大学の向井貴彦先生。
植物を解説してくださったのは、岐阜県立森林文化アカデミーの津田格先生。
絶滅危惧種のタガメも捕獲することができ、子どもたちは大興奮。
ふだん聞くことのできない説明なども聞け、大人も楽しめる時間となった。
稲も順調に育っている。これからの酷暑を無事乗り越えられるよう、さんやほうの成長を祈り、見守る日々が続く。(高旭)